お手入れ・リフォーム
(打直し / 仕立て直し / サイズ変え)
ふとんのお手入れ
使い方と注意
●ふとんを使用するときはカバーをかけ、傷みや汚れを防止しましょう。
●カバーの汚れや傷みは快適な睡眠の妨げになりますので、洗って清潔にし、適切にケアしましょう。
●ふとんにこもった湿気は、天日干しやふとん乾燥機などでよく乾燥させてください。
干 し 方
●ふとんを干すのは、天気のよい乾燥した日が適しています。
●時間は午前10 時頃~午後2時頃までの間(湿気が少ない時間帯)の2時間くらいを目安に。
●途中でひっくり返し、全面に日が当たるように両面を干してください。
※素材によっては日光が苦手なものもあります。取り扱い表示を確認しましょう。
●ふとん表面のホコリは軽く払い落とす程度で。ふとん叩きなどで強く叩く必要はありません。
●ホコリが気になる場合は、ふとんを取り込んだ後、表面に掃除機をかけるとよいでしょう。
保管方法
●ふとんの湿気を飛ばしてから収納しましょう。
●押し入れやクローゼットなど、保管場所の定期的な換気や除湿をおすすめします。
●重いもの(マットレス、敷ふとん等)を下、軽いもの(毛布、掛ふとん等)を上にします。
●しばらく使わない時は、天日干しやふとん乾燥機などで、よく乾燥させてから収納してください。
綿ふとんのリフォーム(打直し / 仕立て直し / サイズ変え)
日本古来のエコの知恵。綿の打直し、側生地の仕立て直しで、「重い」「古い」「くたびれた」ふとんが、ふんわり清潔に生まれ変わります。
当店の職人は厚生労働省認定の寝具技能士です。確かな技術と細やかな手仕事で、みなさんの快適な睡眠のお手伝いをします。
ふとんのサイズ変え、ふとんから座布団へのリメイクも承っております。ご要望はお気軽にどうぞ!
打直し・仕立直しのサイクルは?
毎日使っている敷ふとんで4~6年が目安です。
※使用している方の性別・体重・年齢等により差はあります。
ふとん状態を
チェック!
□ ふとんが冷たい
□ 敷ふとんの真ん中がへこんでいる
□ 寝返りを何度もうち、眠りが浅い
□ 目覚めた時、肩、背中、腰が不調
あてはまれば
要注意です!
ご相談
ください!
□ 押し入れに入れっぱなしの婚礼ふとん、大丈夫かな
□ 中綿は悪くないけど側生地が傷んでしまった
□ 綿が固くなって重たい
□ 子供が大きくなって、ふとんも大きくしなければ…
ぺちゃんこになった敷ふとん
打直してふっくら生まれ変わりました!
使わなくなったダブルのふとん
お気に入りの柄の座布団に!
綿ふとんのリフォーム 主な流れ
1綿の汚れ・カビ等を取り除きます。
お客さんからお預かりしたふとんから中綿を取り出します。綿の汚れやカビは取り除き、使用しません。不足分はきれいな新綿を足します。
●木綿わた・化繊綿・化繊混綿すべて当店で打ち直しできます。
●お客様ごとに個別に、当店にて打直しします。他の綿と混じることは決してありません。
2打直し機に通し、綿をほぐして殺菌脱臭・除塵。きれいな極薄綿のシートを作ります。
-
かたまりだったふとん綿の繊維をこまかく解きほぐし、ふわふわにします。綿は230℃の熱風とオゾンの空気の中を通り、ダニ等の雑菌を殺し脱臭し、7か所の集塵口から細かいホコリを除去します。
-
ほぐされた細かな綿は、髪をくしですくように機械の細かい刃で繊維が揃えられます。こうして薄く、何層も重なり空気を含んだ、ふわふわの極薄の綿シートができあがります。
●当店の打直しは「新式カード機」を使用。また、殺菌脱臭装置「オゾン」と熱風乾燥器を設置しています。
●薬品等は一切使用していません。アトピー、アレルギー、ぜんそくの方にはぜひおすすめします。
【打直し機の比較】
- 新式カード機
- 旧式両綿機
- 木綿わた
- ◎
- ○
- 化繊混綿
- ◎
- △
- 化繊綿
- ◎
- ×
- 除塵(7か所集塵)
- ◎
- △
- 殺菌(オゾン・熱風)
- ◎
- –
- 熱風乾燥(230℃)
- ◎
- –
※◎…最良 ○…良 △…可(状態は悪い) ×…不可
【打直し機の比較】
- 木綿わた
- 化繊混綿
- 化繊綿
- 除塵(7か所集塵)
- 殺菌(オゾン・熱風)
- 熱風乾燥(230℃)
- 新式カード機
- ◎
- ◎
- ◎
- ◎
- ◎
- ◎
- 旧式両綿機
- ○
- △
- ×
- △
- –
- –
※◎…最良 ○…良 △…可(状態は悪い) ×…不可
●良質の綿から順に機械に通します。無差別に入れると良質の綿の質が落ちてしまうので。
●打直しは一般的には機械に1回通すだけですが、化繊綿や原綿を混ぜる時は1回では均一になりません。当店は2回機械に通して混綿し、凹凸のない綿のシートを作ることから気を付けています。
●リフォームの場合、お預かりしたふとん綿の中で劣る綿を芯に入れ、良質の綿を外側から巻くようにして仕立て、ホコリが出にくいように工夫しています。
3手作業で極薄綿のシートを重ね、中綿を形づくります。縫製した側生地に入れます。
極薄の綿シートを均一に丁寧に敷き、中綿を形づくります。
※敷ふとんは15層ほど重ねます。
縫製した側生地に綿入れし、手作業でとじ(ふとん綿がずれないよう、表地と綿、裏地とを”とじ糸”で縫い合わせる)をしたら完成です。
●ふとんの重さ、サイズ等ご要望どおりに仕上げます。
●ふとんから座布団などへのリメイクも承っております。お気軽にどうぞ。
当店のふとんの製造工程は、下記のページに詳しく紹介しています。ぜひご覧くださいね!