着物リメイク/制作事例

今は着なくなったけれど大切な思い出の詰まった着物を日常生活で使えるものに。
これまでたくさんのリメイクをやってきました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

羽織で小さめの木綿わた入り夏ふとん

 



お客様「ずいぶん前に我が家で織ったちりめん生地に妹が羽織用に染めてくれました。羽織はもう着ませんから今度は子供たちの夏布団にして使います」

丹後には、染色を楽しいでいる主婦の染色作家さんがいっぱいいらっしゃいます。
材料の生地丹後ちりめんがタンスの中に眠っていたり、機屋さんからリーズナブルに販売していただいたりと、物作り大好きさんにはありがた~い丹後ちりめんの産地です。

ということで、当店では創業以来、ちりめんの生地が日常的に持ち込まれます。
もしかしたら、正絹のちりめん生地と使って日本国中で一番沢山寝具を作っている店かもしれませんね。
ちりめん生地は、シボがある分、縦にも横にも少し伸びる生地が多く、伸び率はその生地によってそれぞれ違います。伸び具合を考慮したうえで裁断縫製し、綿入れも通常とは変えて仕立てます。綴じの段階でも中綿とちりめん生地がくっつかず滑ってしまいますのでとても難しくなります。
つまり、どの作業工程においても熟練の経験と技術が求められるのです。

湿度の多い日本の気候には木綿わたが最適です。
表生地はシルク、中綿は木綿!
天然繊維の素晴らしさが実感できる逸品になりました。

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