着物リメイク/制作事例
今は着なくなったけれど大切な思い出の詰まった着物を日常生活で使えるものに。
これまでたくさんのリメイクをやってきました。ぜひ参考にしてみてくださいね。
2019年3月10日
着物リメイクで 初孫のベビーふとん
敷ふとん
ご注文は
孫が来た時寝させるんですけど、お昼寝くらいなので 掛ふとんは肌ふとんと冬用ふとんとの間くらいにしてください。
綺麗な赤のちりめんの着物です。
たぶん、丹後ちりめんです。
掛ふとんに一番派手になる柄を使い、敷ふとんにも少しでも柄を入れてレイアウトします。
出来るだけ生地を切らずに大きいままを使うようにしていますが、それでも足したり引いたり、側縫いはパズルのようです。
その中でも 表になる方は極力継ぎ合せ部分が無いように気をつけています。
見た目もありますが、長年使っていると傷んでくるのは継ぎ目からです。
特に敷ふとんは自分から発散する水分を生地が吸い込んでいたり、寝返りを打ったり擦れたりと結構生地に負担がかかるものです。
パッチワークのように細かく継ぎ合せて楽しむデザインもありますが、ふとんという用途を考えると それはあかんだろうと考えています。
中綿は、敷布団にはメキシコ綿の純綿のわたを、掛ふとんにはメキシコ綿に化繊わた10%の混綿わたを入れました。
純綿は程よい弾力を残しつつ凹凸がないフラットな状態に保てます。
化繊混綿はふっくらとした状態を保ちながら、体にやさしくフィットします。
木綿わたは保温力はもちろん、天然の調湿機能が抜群です。
ふとんの中は、赤ちゃんから発する汗やおしっこの水分がいっぱい。
木綿わたが、ふとんの中の湿度を勝手に調節してくれるので蒸れないのです。
ばあばの愛情たっぷりのシルクとコットンで出来たふとんで いい夢を見てね。
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