ふとんの石堂/ブログ
2018年9月01日
おばあちゃんの話
ふとんの石堂初代夫人、つまり大将のおばあちゃん。明治44年生まれ。大正、昭和と丹後は好景気で湧き上がっていたらしい。おばあちゃんの親元もふとん屋で、一人娘のお嬢様だったとか。おじいちゃんと結婚後40歳頃、独立してふとんの石堂の初代の始まりである。
初代の苦労は、三代目の私たちからは想像もできないほどのご苦労があったことだろう。おじいちゃんはどちらかと言うとゆったりした人だったので、おばあちゃんが働き蜂のようだったそうだ。お嬢様だったおばあちゃんなのに、そうなんだー。
90歳までマドンナの窓で仕事をしながらマドンナを勤め、92歳の秋、あっという間におじいちゃんの元に行ってしまった。
初代の気持ちを忘れないことと、おばあちゃんっ子だった大将の心のお守りに いつでも見られるタピスリーにした。90年ほど前の絹の絣の着物と羽二重の帯。
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