ふとんの石堂/ブログ

  • ハイカラな綴れの名古屋帯でカバン



    綴れの名古屋帯でしたが、この色柄ではちょっと締めにくいと思いますよね。
    でも大丈夫!!
    お太鼓の柄を生かしてA4サイズがゆっくり入るファスナー付のバックと
    腹の柄を生かしてポーチ。
    ポーチはひもをつければ、ショルダーとしても使えるようにしました。

    依頼者さんから出来上がりの感想を聞かせていただきました。
    「帯の鞄ですが本当に想定以上に素敵で見た方皆さんから褒めて貰いました。使ってみても軽いし便利です。」

  • 残った布でエコバック

    着物を作った後に少し残った布、どうしてる?

    いつか何かに使うかもしれないってしまい込んでいるのが関の山でしょうね。

    眠らしておくのはもったいない❗️

    使えるものにしましょ。

    カバンに加工しました。

    そのまま使うこともできるし、小さくたたんでカバンに入れておけばエコバックとしていいじゃないですか。

     

  • ゆうさんの独り言(縮みの夏ふとん)



    お客様持込みの古い生地だが、久ぶりに縮みの夏ふとんの綿入れをした。
    昭和40年ころから平成にかけての婚礼ふとんには、夏ふとんの側生地として必ずセットで付いていたし、普段用としても夏の肌ふとんの定番だった。
    麻や片麻(縦糸ポリエステル横糸木綿、麻)の縮みは、大きな凹凸があることで体に密着しないとか、強撚糸の糸を使ってシャリっとした風合いにする、見た目にも涼しげで 昔からの知恵で夏はひんやりする。
    私も夏には麻のパジャマを使っているけど、秋になると寒く感じるくらい放熱性が良いのが麻だ。
    今現在、縮みの夏ふとんの生地は数年前から製造してない。
    需要が減少し製造しなくなることは残念だがどうしようもない。
    また、日本の貴重な技術がなくなった。

    夏ふとんの中綿は綿100%をいれる。
    繊維が細くて長いしなやかなメキシコ綿の純綿のシートを作ることから始まる。
    薄い夏ふとんを作るには薄い綿のシートが必要だ。
    実は、純綿で綿のシートを薄く作ることはとても難しく、柔らかすぎてふわふわ広がり均等なシートの形にするのは至難の業だ。
    勿論時間も掛る。
    しかし、良質の純綿での綿入れは、いいものが出来る序奏曲を聴くようで楽しくウキウキする。

    通常のふとんわたで夏ふとんを作ると1シートを縦横交互に4層重ねて1.5kgになるが、私が作るうすい純綿のシートは4層で980グラムで仕上げることが出来る。
    4層があれば、綿が薄くても切れにくくなる。

    極薄のわたのシートで作る肌ふとんは、なかなか出来そうで出来ない、ありそうだないふとんだと思う。

    今日も私の思いを形にしてくれる相棒の機械に感謝しないとね。

     

    この夏ふとんは使えばとても具合いいと思う。

     

     

  • 公民館の座布団納品




    当店の所在する区民館の座ふとんのほとんどは、50年前に当店が作らせていただいたものです。
    今年、新年早々の区民総会に80枚の座布団の披露があり、50年ぶりの新調でした。
    皆さんから
    「ええ座布団だな~」
    「みんなが使うもんだで ええ、ええ」
    と絶賛だったと聞きました。
    役員さんも
    「結構な予算を区長采配で使ったけど、みなさんが喜んでくれて良かったわー」
    と胸を撫で下ろしていらっしゃったとか。
    なかなか思っていても手が付けれないことって ありますよねー。
    でも、思い切る決断力も大切ですよね。

    いいものを持つと長持ちをします。
    次の新調は50年後ですね。
    生きてへんな~(笑

  • ミニギャラリーも 春ですね〜

    思わず頬が緩むような愛らしいお顔のお雛様。

    正絹の着物のリメイクで友達が作ってくれました。

    早い春の到来にお雛様もニッコリしているように見えます。

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