ふとんの石堂/ブログ
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2019年6月11日
毛綿って知ってる?
布団の破れた所から見えたのはグレーの綿で驚いた方あります?
これは「毛ワタ」というものです。素材は化繊古い服などを細かく粉砕してワタ状に固めたもの、つまり、ゴミの塊です。グレーなのは赤や青、黄色など色々な色の寄せ集めだからです。絵の具でいろいろな色を沢山混ぜるとグレーになる原理と同じですね。原価はほぼゼロ円なので安い布団に入っていたり、輪台のようにパンパンに入れなければならないものなどに入っています。見た目より重いですね。敷ふとんに入っていると、弾力がありヘタリは少ないけどホコリが多い。暑い時期には背中が熱いと思います。
ほとんどの方はこんなワタが入っているとは知らずに使っていて、仕立て直しを思い立った時にギョッとするのです。
体のためには決して良いものではないことは 明らかですね。
再利用はせずに処分します。
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2019年6月11日
四つ身の着物、留袖、付け下げで座布団とクッションと掛ふとん
送られてきた着物は四つ身の子供用着物、ピンクの附下の着物、年代物の留袖の三枚。
四つ身の子供用着物で座布団を3枚。
留袖と附下は掛ふとんに作らせていただきます。
そして、三枚の着物の残りの生地を使ってクッションを作れるだけ作ります。出来た数は6枚。どれも柄は違って同じものはありません。
クッションには化繊わたが入っているのが普通ですが、お客様のご希望で今回は木綿わたをパンパンに入れて作り上げています。お客様が下さった嬉しい感想をそのままご紹介します
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ただ今 お布団 届きました。
もう 言葉にならないくらい感動しています。
母の留袖を広げた事がなかったので嬉しいです。 また、付け下げも大学の卒業式以来の対面です。 七五三の着物は母が三越で悩みに悩んで選んだお気に入りとのことでした。箪笥に眠ったままでは、【私の遺品】になるだけでした。
石堂様との出逢いに大変感謝しております。
ありがとうございました。
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2019年6月11日
母の留袖が掛ふとんに変身
留袖で掛ふとんのご注文です。
手間がかかるけど 柄をぴったり合わせたら綺麗!!豪華!!
柄がハイカラで素敵なんだけど黒い部分が殆どだしな~
昔ながらの額縁仕立てにして黒い部分を少しにしてアイボリーの裏地で全体が暗くならないようにしよっか。
綴じ糸は菊のピンクに合わせてかわいく錆ピンクにして出来るだけ華やかに。なんて、独り言をぶつぶつ言いながらああでもないこうでもないと縫い合わせていく作業は 苦しいけどより以上に楽しいものです。
出来上がった商品をお客様に送り返させていただき、嬉しい喜びの感想をいただくと、作らせていただいてよかった!!と励みになるのです。 -
2019年6月05日
6月のギャラリー
6月に入り、空気がじっとりしてきました。
梅雨入りももう間近かな?
蒸し暑くてジメジメ、
青空が恋しい、
髪の毛クルクル、、、あーー嫌だ
爽やかな時期はしばらくだったなー
まだ次の季節に向けての体の適応が十分じゃないんですけど💦
と、不満全開になる人もすくなくないですね。
私も思わないわけじゃないけど
真っ直ぐに静かに一日中降る雨☔️も悪くないとおもっています。
出かける予定を作らず家の中で曇った空を時々見ながら、家の中の仕事をして過ごす。
雨が水たまりに落ちる音だけを聞いて気持ちがゆっくりした日になる。
丹後ちりめんはこのジメジメがいい製品を作ったんだよね。
なんて、丹後ちりめんの織元だった親元での幼い頃のことを思い出したり。
梅の実ができる頃に降る雨で「梅雨」
日本人のお洒落な言葉遊びに感心する季節でもあります。
いとおかし、、、
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2019年5月29日
浴衣でウオッシャブルの肌ふとん
浴衣は丸洗いできる肌ふとんに仕立て上げました。化繊のキルトワタを入れてミシンキルトしました。
お客様から「届いた時に、義妹と甥とその義両親が来ており、浴衣肌布団セットを渡して喜んでもらいました。皆で着物がこんな形になるとはと感心してたんですよ」と、メールをいただきました。
ユニコーンの柄がかわいいガーゼカバーを付けて使われるそうです。お客様の生の感想を聞かせて頂く度に、ふとんや冥利につきます(o^^o)浴衣の肌布団も、素敵な仕上がりで、カバーを付けて甥に大事に使ってもらえたら嬉しいです。また、私の七五三の帯からお手玉を作って頂いたのが可愛くて。次に甥がやって来たら、これで一緒に遊ぶのが楽しみです。